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かかとまでくつしたが上がったら、次のステップは「さいごまであげる」ことです。くつしたの口を両手で持ち、少しずつ左右に引っぱりながら引き上げると、全体が均等に伸びて足にきれいにフィットします。このとき、片方の手だけでぐいっと上げるよりも、両手を使って少しずつ整えていくほうが、足首やすねにしわがよらず、すっきりと収まります。
この「さいごまであげる」動作には、単に見た目を整えるだけでなく、生活の中で大切な意味があります。くつしたを途中までしか上げないと、歩いているうちにずれてきたり、かかと部分が余ってしまったりします。その結果、靴の中で違和感を覚えたり、靴ずれの原因になったりすることもあります。最後までしっかり上げきることで、足全体が守られ、長時間快適に過ごすことができるのです。
また、「あともうひとふんばり!」というこの段階は、子どもにとって達成感を得やすいポイントでもあります。ここまで自分でできたら、最後までやりきれるという小さな成功体験につながり、毎日の身支度を自信を持って取り組めるようになります。大人から「もうちょっと上げようね」と声をかけるだけでなく、イラストを見せながら伝えることで、「どこまでやればいいのか」が目に見えてわかりやすくなります。
視覚的な手がかりは、ことばの理解がまだ難しい子どもや、途中で集中が途切れやすい子どもにも効果的です。「ここまで引き上げたら完成」というゴールを絵で確認できるので、迷わずに行動を続けられるようになります。支援が必要な場面でも、イラストをきっかけに子ども自身の力でやりきることを後押しできるのです。
教育現場では、身支度の流れを学ぶ教材として、また日常生活の中で自立を育むツールとしてご利用いただけます。家庭でも、毎朝の身じたくを習慣化するためのサポートアイテムとして役立ちます。親子で「ここまでできたね」と確認し合うことで、日々の積み重ねが自然と定着していくでしょう。
全6ステップの一覧
- ① くつしたのくちをひろげる
- ② つまさきをいれる
- ③ かかとまであげる
- ④ さいごまであげる
- ⑤-1 くつしたのくちをかくにん
- ⑤-2 かかとのむきをかくにん
- ⑤-3 つまさきをかくにん
- ⑥ くつしたがはけました
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「できるようになる」には小さなステップの積み重ねが必要です。
このシリーズが、そのステップの一助となればうれしいです。



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